製品に関するご質問

取り付けとトラブル解消

ドライブレコーダーの取り付け時のご注意と、トラブルシューティングについてご案内します。

ドライブレコーダーの取り付け

「ドライブレコーダー」の取り付け 車載電源タイプ

ドライブレコーダーの車載電源の場合、車体内部の配線作業が必要になります。

■取得箇所はヒューズボックス
必ず車内のヒューズボックスから取得します。 車によって場所や仕様が異なりますので、実際の場所を確認しヒューズボックスに合った端末処理をして接続します。
車内の内装に埋め込む時は、地デジアンテナやその線に触れないように離して下さい。特にフロントガラスにフィルムタイプのアンテナには接する事が無いようにして下さい。

※注意ディーラーによっては誤ってナビやオーディオなどとタコ足配線をしてしまう事があります。極性を誤ると電源そのものが破壊されます。

○セキュリティ対応3芯電源ケーブル:
赤はキーなどに連動しない常時供給の電源ラインへ。(駆動電源として)
橙はACCキーと連動しオンオフする、ACCラインへ。(機能切替スイッチとして)
黒はマイナスアースへ。

○2芯電源ケーブル
赤はACCキーと連動しオンオフするACCラインへ。
黒はマイナスアースへ。

・ヒューズボックスを奨める理由
車の内部を走る電線は振動による接触不良などで動作が不安定になったり、電流・電圧も不安定になっています。タコ足配線は万が一の時にも正常な録画を要求されるドライブレコーダーの配線においてはNGです。
電源は電圧も安定したヒューズボックスから直接取りましょう。

■トラブルの元になる電源取得方法:
オーディオ・ナビ機器のサービス電源や配線へのタコ足配線。 ワイパーやエアコン、ルームランプなどの電力ライン。

■仮止めで通電とノイズチェックをしましょう。
ヒューズボックスに繋げたら、動作チェックをしましょう。 内装への埋め込み前の仮止めの電源にドライブマンを接続し、先ずエンジンをオンにする。 そして起動、録画を確認したら配線等を揺すったり軽く引っ張ったりしてみて接触不良が無いか、地デジに干渉が無いかを確認する。
問題が無ければエンジンを停止。正常な録画停止を確認する。
※セキュリティモデルのみ、停止後のセキュリティ動作へ正常に切り替わるかどうかを確認する。切り替わったら電源ボタン長押しで手動で電源をオフにして下さい。
ドライブレコーダー電源の設置

「ドライブレコーダー」の取り付け シガー電源タイプ

ドライブレコーダーのシガー電源アダプタの場合、作業は車載電源より簡単です。

■取得箇所はシガーアクセサリソケット
車内のシガーソケットにアダプタを差し込み、配線を適切な経路でフロントガラスまで這わして下さい。
配線は地デジアンテナやその線に触れないように離して下さい。特にフロントガラスにフィルムタイプのアンテナには接する事が無いようにして下さい。

シガー電源の接続

■シガーアダプタのトラブルについて:
・ソケットの接触不良は動作が不安定になりますので、しっかり挿入しましょう。 挿入が変な場合は双方の接点を確認し異物があれば取り除いて差し直して下さい。
・外車など、シガーソケットの電力がエンジンオフでも供給されてしまう場合は録画も止まりませんので注意して下さい。
・増設分配器経由の場合、分配器からの供給電力が足りなくなって動作できない場合や、動作が不安定になる事があります。分配器の性能をご確認下さい。
・シガー電源を切って使う場合はシガー電源の保証は無くなりますし、最悪ドライブレコーダーを高電圧で壊してしまいます。
特にCSA4は切って使えません。必ずシガーソケットに指してご利用下さい。

■シガーアダプタのヒューズ交換の場合 ヘッドの接点内部にあります。金属部を回して交換して下さい。
ヒューズ規格:ミニヒューズ管2A

異状がある場合

以下の問題があるとトラブルに繋がります。異常な動作をした場合は再点検して下さい。

○炎天下後や低温時に起動しなくなった。
症状:気温の影響で本体が動作保証温度の70度を越えたり0度を割ると、本体がフリーズし起動できない場合があります。
起動しなくなった場合などは、いったん電源コネクタを抜いて、少したってから差し戻して下さい。

○配線に間違いがある。
症状:エンジンオンで起動しない。セキュリティしか動作しない。セキュリティが動作しない。設定が変えられない。本体が反応しない。バッテリーが上がる等。

○かしめ不良、接触不良がある
症状:録画が突然止まる。走行中に再起動する。本体が反応しない。時計がリセットする。エンジンオンで起動しない。走行中にセキュリティに変わる等。

○SDカードのトラブル
症状・記録出来ないか不安定。エラーが出る。本体がフリーズし反応しない等。

■対処方法
・電源をナビ裏などから取得していませんか?その場合は配線設置の誤りなのでヒューズBOXに直して下さい。アース位置にも注意が必要です。
・配線の接触不良を確認しましょう。接続箇所にかしめ不良があると走行中に電気が切れたり入ったりする場合があります。
・SDは半年から1年で交換して下さい。熱や静電気に弱いのでもっと短期間で劣化している場合もあります。
・再点検しても異状が起きる場合は、一度、電源のコネクタを抜きSDを交換し差し直すか、数分して再度電源コネクタを戻しエンジンを起動してからSDをフォーマットしてみて下さい。正常に戻った場合SD劣化の影響が疑われますので有名メーカー製の新品をご利用下さい。

解決しない場合、以下のトラブル対処方法に同じ症状が無いか確認して下さい。

セキュリティしか動作しない(電源)

配線直後に電源をドライブマンに差し込むと、先ずセキュリティしか動作しません。 いったん本体電源スイッチでオフにしてから、エンジンキーをオンにして動作を確認して下さい。

・通常起動=正常です。
次にエンジンをオフにして3時間のセキュリティモードに入るか確認して下さい。確認したら電源オフで止めて大丈夫です。

・セキュリティが起動=配線に間違いがあります。
オレンジのラインが正しくACCキー連動から取得していますか? もし切れているとセキュリティしか動作しません。
オレンジの通電オフがセキュリティへの切り替え動作になります。
※ACC連動はナビやオーディオなどの裏から取らないで下さい。

セキュリティが動作しない(電源)

3芯を使っている場合、配線に誤りがあります。
普通にエンジンオンで起動しエンジンオフで切れるだけの場合は、橙と赤のラインが同じACCのラインに繋がっている可能性があります。この場合はセキュリティを利用しない配線方法になっています。赤を常時に、橙をACCに分けて接続して下さい。

外車の場合など、ACCがエンジンオフでも切れない場合があります。エンジンオフで切れるラインにACCの橙を繋いで下さい。

2芯の場合は元々セキュリティが動作しません。

設定が変えられない

3芯を使っている場合、セキュリティが動いている状態です。
その場合は設定が変えられませんので、いったんエンジンオンで通常録画にして下さい。 そこで録画を止めて設定画面を開けば、設定は変更できるようになっています。

バッテリーが上がる

■セキュリティモードを利用の場合
ドライブマンの消費電力では最大200mA~400mAh程度なので、もし故障し録画動作が止まらなくても1週間は正常なバッテリーが上がる事はありません。装着後短期間で上がったり、頻繁に上がる場合は、車体のどこかで別の電線がショートしている場合や走行距離が少なくバッテリー充電が間に合わない。半ドアなどで電気が入りっぱなしのランプなどがあった可能性があります。
元々バッテリーが弱い場合は、駐車監視に電圧監視が無いと上がる恐れがありますので、バッテリーを交換して下さい。

・乗り方が短時間を繰り返す場合は、バッテリーの走行充電が録画による消費に追いつかない可能性があります。
「例:走行10分で帰宅後3時間のセキュリティ動作だと充電はたった10分」
セキュリティモードを手動に変えて、必要な場合のみセキュリティ動作させるようにしてご利用下さい。

■セキュリティモードを搭載しない機種
エンジン連動でしか動いて無いので関係ありません。バッテリーの劣化などお車側が原因です。

■故障の場合
SDやドライブマンが故障していて駐車監視が止まらない場合や電源が切れない場合はバッテリーを消耗します。
異常動作を確認したら速やかにサポートへ修理点検の依頼をお願いいたします。
電圧監視型の電源であれば低電圧になると自動で電源を遮断しますので、1080GS以前の古い電源をお使いであれば、配線を電圧監視型に交換する事をお勧め致します。

・設置後や定期点検後に本機や他の機械が動かなくなった場合は、誤って配線をいじってしまった可能性があります。ディーラーで点検をお願いいたします。


●上がる要素
・車のどこかに電力が入っていた機材(ランプ等の消し忘れ)が別にある。
・短時間しか乗らないのに、毎回セキュリティ録画を利用するとバッテリーへの充電が間に合いません。
・もともとバッテリーが弱かった。 エンジンオフ時13V以上が正常。それ以下は劣化バッテリーです。
・SD不良の影響や本体故障の影響で電源が切れずに通電したままだった。
・配線のどこかでショートしている。

各所を点検し、防止のためドライブレコーダーのセキュリティ設定を手動にして下さい。

録画が止まっている、自動スタートしないなど

ナビなどから電力を取得していませんか?その場合電圧不足で自動スタート出来ない場合があります。ヒューズボックスの供給電力に余裕のある箇所から取得して下さい。 バッテリーが弱っていると自動スタート出来ない場合もあります。

3芯の場合、赤に接触不良で寸断が起きると、そこから録画が停止します。 橙に寸断が起きると、短時間でオンオフした事になり、リスタートしたり、タイミングによっては設定が変わるなどの悪影響があります。配線を正して下さい。
2芯の場合、接触不良で寸断が起きるとリスタートします。短時間に繰り返し寸断すると、タイミングによっては設定が変わる悪影響や録画を停止したままになるなどの誤動作を致します。配線を正して下さい。

電源に問題が無い場合でも、SDの影響で録画停止したり自動スタート出来ない、録画に異状などが出ます。SDをフォーマットや新品交換して下さい。SDの寿命は半年~1年程度です。 ※SDが静止画用途の場合は性能不足のため途中で止まります。ファーム更新で改善する場合もあります。

再起動する

ナビ裏などから電源を取得していませんか? 正しい取得箇所のヒューズボックスに変更して下さい。
再起動の要因は様々ありますが、電源の配線不良、SD品質、車内温度などの影響でも本体が再起動します。 それぞれをチェックして下さい。
SDはフォーマットや新品に交換して下さい。 配線に接続箇所や接触不良などの問題がある場合は、接続を正して下さい。
電源が入った状態でSDを抜き差しするとリセットする場合があります。抜き差しは電源オフ時に行って下さい。
利用温度を超えると起動できない場合や再起動する場合があります。

ラジオなどにノイズが入る

ラジオや電源のアース不良を確認して下さい。
アンテナやアンテナ線に電源線が接触すると、電源線を伝わって車体ノイズがアンテナに伝搬されます。 アンテナにブースターが付いているとノイズも増幅してしまいますので電源線はアンテナ線から離して下さい。
ハイブリッド車はバッテリーの充電装置に元々ノイズがありますので、ヒューズボックス以外から電源を取るとノイズが乗りやすいです。必ずヒューズボックスから取得して下さい。
ナビのアンテナがフロントガラス4角にあるタイプはナビ自体が感度の悪いモデルで、ドライブレコーダーの配線から伝わる車体ノイズを拾ってしまう事があります。ナビ側にも要因がありますので、ご容赦下さい。